「なるほど。かの者は『生かされる』がゆえに『死をもたらす』者というわけですね。よろしい。かの者を矛盾存在−ＡＺ−と定め、『死神』の名を冠しましょう」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――――アーシュラ・ドニ３世

　矛盾存在の１人。”死神”の名を冠する。
　元々は聖母殿第１３特務騎士団―絶滅騎士団所属の退魔士。幼い頃からの徹底した教育により、光を操る力と卓越した狙撃の腕を持つエリート…であった。
　アヤカシを追う任務途中に行方不明。
　３ヵ月後、発見されたのは。
　全身に暴力と陵辱の跡を刻まれ、力と共に視力を失い、銃を持てぬように両腕の腱を断たれなお、魔銃たるアヤカシの人鞘にされた姿だった。

　捕らえられ、本来なら滅せられるはずであったが、魔銃たるアヤカシからの取引により、矛盾存在として生を受けることになる。
　
　普段は盲目、両腕はまともに動かず、助けなしには通常の生活にも苦労するほど。サイバーウェアを装備できないため、盲導犬（魔銃の写し身・ウォッチャー相当品）を利用している。
　だが。唯一今も使うことのできる銃――魔銃ブリューナクをひとたび手にすれば、かつての恐ろしいまでの狙撃の腕と魔銃の威力により、敵なるものを一撃の下に屠る射手となる。
　
　生かされるがゆえに死をもたらすＡＺ。

　本来ならばその存在を知る者のないＡＺだが、ただ１人、彼女の生存を知る者が――今は何より彼女の心の支えである。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

射撃+3(15)隠密+1(5)運動+1(5)社会:真教+1(5)社会:ストリート+1(5)社会:アストラル+1(5))コネ+2(10)《霞斬り》+2(10)《死点撃ち》+2(10)《必殺の矢》+2(10)《※ピンポイント》+1(25)《分心：アヤカシ》+1(5)コントラクトタトゥ(5)ウォッチャー(5)
プレアクト購入：追加マガジン×５、爆裂弾×５、ポケットロン、偽造ＩＤ