「真の騎士に剣は要らぬ――」
　　　　　　　　　　　　　　　「――その境地には、まだまだ至らぬのだがね」

　教官にして求道者。


　フェイスラー家の隠居である品の良い老紳士。
　元は聖母殿の戦技教官をしていた、伝説の聖騎士。
　かって聖母殿草創期にあって、武勲の象徴として騎士達の尊敬と信頼を一身に集めた伝説の“三騎士”。
　その筆頭を務め、今なを“ナイト オブ　ナイツ”と謳われる高潔な人物である。
　雷の元力を振るい、聖母殿秘蔵の魔猟騎兵“雷”をもって戦場を疾駆した姿を、何時しか人は“紫電公”と呼ぶようになったと言う。
　聖母殿にあっては武勲に応じた幹部の誘いを断り、その後半生を戦技教官として過ごす（浄化派決起の後の一時期、心ならずも幹部代行を引き受けている）。　
　若者と接し、その可能性を伸ばすことに歓びを見出す、厳しくも心温かき教官であったと言う。
　個人としては、朋友から預かった娘を養女とし、その成長に一喜一憂する他愛のない一人の父親である。
　
　現在は、とある事件に巻き込まれ隠居。
　家督は義娘に譲り、悠々自適の生活を送っている。
　

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化