「ＨＡ、寝かせやしない、砕け落ちるまで躍らせてあげるよ、この拳で・・・」
絶対なる技量、ボクシングとは大地を蹴るスポーツである。

不出生の天才ボクサー、死神と呼ばれ、公式試合１３戦１３勝、ＫＯ勝利９回という記録を持ちボクシングをやめた男が居た。
その男の技術は華麗にして苛烈、まさに天才と呼ばれ、永遠にボクシング世界にその名を輝かせる筈の男だった・・・
だが、男は何の気まぐれかライセンスを取得したその次の日にふらりと姿を消す。

それから、６年・・・
ボクシング世界から姿を消し、ＢＨに入ったその男の技術に惚れ込み弟子入りをしようとしていた女の子がいた・・・
当初は流石にいやがり放置していたのだが、あまりの熱心さに溜め息混じりにボクシングの基礎技術を叩き込んでいく。
確かに、ボクサーとしての腕は日々のハードワークからの運動不足により、致命的なまでに落ちて居たが、その男は指導者としても天才であった・・・
見る見るうちにその子は腕を挙げ、プロになっても十分やっていけるほどの技術を手に入れた･･･
だが、彼女の目的は実の所、天才ボクサー“死神”伊野賜暇の技術を継承することだけにあったのでボクシング世界自体に入る気は無かったのだ・・・

そして、師匠であった伊野賜暇からも

「現役時代の俺から見れば３Ｒって所だが、それでもお前は十分強くなったよ。」

と、免許皆伝を受け、オーサカＭ●○Ｎに出向していく彼を見送り、自身も更に強くなる為にアメリカの方などに飛んでいった・・・
そして、息をつかせぬ連続攻撃により、ダウンする暇も与えずに打撃を与え続けるという彼女なりの必殺技、マリオネットダンスを完成させるに至る。
そして、もっと強くなった自信を、伊野賜暇に見せる為にＮ◎ＶＡに返って来たという伊野賜暇に会いに行く・・・

だが、再会はならず、師匠は殺される・・・
その瞬間、一つの事が彼女の中で決まった。

「仇を・・・討ちますからね、師匠・・・」

今、彼女の心の中は闇の炎で溢れている・・・
その炎が払拭できるかは、誰も知らない･･･

▼能力値上昇
▼技能修得　　４０　　　５
▼特技　　　　３０
▼常備化　　　２０　　１５
▼コネ　　　　１５　　　５
▼社会　　　　１５
▼ブランチ　　　０