「退魔と言っても、私一人で出来ることは、ほんの僅かなことです。
　だから、貴方ももっと強い心をお持ちなさい。それが一番大事なことなのです」
　――叱咤激励。

“Jakuzenni”Hougetsu
　N◎VAアサクサの浅草寺にある、小さな尼寺の庵主。
　戒名を得る前の名前は御門法子(みかど　のりこ)。その名の通り、御門家に連なる女性である。だが血筋としては分家に当たるため、御門家においての地位は高くなかった。
　よって普通の生活を送っていたのだが、ある青年と恋に落ちたことが彼女の生活を一変させた。青年との交際を認めなかった親から勘当され、青年と二人で生きていく決意をし、自分達でIDの更新を申請。それが通り、晴れて入籍が叶ったその日、青年は事故死した。
　最愛の人を喪い悲しみに暮れた彼女は、唯一の理解者だった、浅草寺で小さな尼寺の庵主をしていた祖母のもとに身を寄せた。祖母は何も言わず、優しく孫娘を迎え入れた。
　そしてその祖母も亡くなった今、彼女は尼寺を引き継ぎ、若き庵主として静かに生活している。
　御門家の血脈により、優れたアストラル能力を持っていた彼女は、修業の傍ら霊障に苦しむ人々を助けるべく、退魔師としても活動している。

　戦いの局面においては、叱咤することで他人を奮い立たせるほか、結界を展開し衝撃を和らげる術を得意とする。

▼能力値上昇▼技能修得▼常備化