「――輪廻を断ち切り、連なる環を斬り裂き、和を――」
　　　　　――――乱す、魔導書の外典。

「主よ――いまだ見ぬ、次代の主よ――私を――“壊してくれ”」
　　　　　――――“救ってくれ”……声には破壊を、意には救済を。


　一振りの巨大な西洋剣。　神が振るう為に調整された剣。
　魔導の知識は鍔の部分にある宝石に納められている。
　遥か昔の魔導研究機関“箱庭”にて生み出された存在。
　エメラルド碑文にも似た圧縮法にて魔導書を名乗るに足る存在として“作られた”。

　司る神は“オセル”――神々の黄昏の意を持った刻印の名を冠する神。

　彼女は破壊される事を望みながらも、いまだ健在に存在している。
　だが、彼女は確実に“壊されている”――人の心を知る度に。
　

　――――汝は“曙”　汝は“黄昏”　汝は“光”　汝は“遺産”
　　――――意味を重ねよ、幾億と。　螺旋を描く鎖の環を断ち切りて、来たれ！
　　　　
　　　　　　――――成れば、我等が前に現れよ“オセル”！

■“連なる環を断つ神の刃”(ダインスレイフ)

▼能力値上昇
▼技能修得
20+15+10　35　15+5+15　35　　70
▼常備化
60
▼分心
70+60　130-120　10