紫光を放つ魔方陣の中から現れ───
「───（さも迷惑そうに）私を呼んだのはお前か？」

右の額からヤギのような角を生やし、両手が黒い籠手のような異形。
右半面を仮面で覆い、人肌よりも青白い肌をくすんだ血のような色の衣装で包んだ、十代半ばほどの少女。

如何にも悪魔然とした風体ではあるが、彼女は人前では『魔術師』を名乗る。

レヴィアは悪魔、ひいては『魔王』と呼ばれる二人の悪魔の混血で、その名はいかがわしい黒魔術の儀式呪文にもよく見られる。
万魔殿で生れ落ちた時より、時をわずかにしてマンデインで過ごすようになったレヴィアは、「マンデインは自分のテリトリーである」とアストラルのアヤカシたちに触れ回っている。
だから自分のテリトリーを無断で荒らすアヤカシに対しては、その権威を振りかざすごとく、淘汰しようとする。
それは同族であろうとそうでなかろうと、例外はない。

また、彼女は悪魔でありながら「神は悪魔がいてこそその存在を確立できる」と聖トマスの主張を肯定しており、「神魔共生論」を主張する、変わり者でもある。
そんな彼女にの振る舞いに、古の永生者たちは「若気の至り」と嘲笑して、生暖かい目で見守っている。

かの血縁である“魔王”と名前が似通っているせいか、間違って人間に召喚されることがあり、自宅のDAKの前でくつろいでいる最中に呼び出されることがある。
レヴィアにとっては迷惑極まりない話だが、格式を重んじる彼女は、『召喚された悪魔』として、召喚した者には必ず契約の機会を授けるのである。

「『レヴィアたん』って呼ぶなっっっ！！！」

レヴィアタン…リヴァイアサンとも言う。七つの大罪のうち『嫉妬』を司る。
アスモデ…レヴィアタンと同じく魔王の一。アスモデウスとも。『色欲』を司る。

※小図解…http://2nd.geocities.jp/silsil4406/img/levia_than.jpg

▼能力値上昇
▼技能修得 一般35+社会20+コネ15+アヤカシ40+バサラ30+ハイランダー55=195
▼ブランチ
▼常備化 88

※参加アクト
07/03「天使と悪魔」（RL/くろしろ氏・13）
07/04「契約」（RL/くろしろ氏・11）
08/08「人とのツキアイかた」（RL/deburu氏・12）