「――えぇと……申し訳ありません、今度は主人が何をしでかしたんでしょうか？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――申し訳なさそうに、近所の住人に

　怪しい男の怪しい探偵事務所で助手を務めるヴィル・ヌーヴ系の容姿の女性。丁寧な物腰と人当たりの良さ、細かいことに気の付くマメさでもって事務所の評判をどうにかこうにか保っている。大地には勿体ない良妻と評判である。

　――が、そこは彼のパートナー。無論それだけであるわけない。大地がヤバい事件に首を突っ込み荒事となれば、奇妙な紋様が描かれた蒼い西洋剣とクリスタルウォールを引っ提げて、彼の剣となり盾となるのがその役目である。その腕は本職のカブトにひけを取らないほどだ。かつて“蒼剣の貴婦人”と畏れられた氷の静謐の殺し屋に似ているとかいないとか。
　ともあれ、なかなか油断ならない婦人なのは確かであるらしい。

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▼クリスタル・ウォール
　螢が愛用するクリスタル・ウォール――既に“盾”の代名詞となったライデン社製強化プラスチックシールド。……と、いうだけなら特に語ることもない品だが、螢のそれは多少型が古く、前面に蒼い塗料で文様が描かれている。一見すれば単なる装飾なのだが、銃弾を弾いても刀剣を受けても何故か損傷しない奇妙な塗料が使われている。
　実はこれ、ある種の呪紋であり、元力を始めとした実体のない攻撃を防ぐための護符となっている。

【クロマク】：升永大地
http://navyleague.ddo.jp/nova/tools/ndb/ndb.php?CMD=view&NO=437&S_CATEGORY=cast

▼能力値上昇
　0
▼技能修得
　25(85)
▼常備化
　15(35)
▼ブランチ
　10