「――今はまだ、その時ではないようですな」
　　　　　　　　　　　　―――鐘はまだ鳴らず。


“Glory Grail”が本拠とする古城の一角を成す時計塔にして、その化身。
あまたなる情報をかき集め、それらから『流れ』を悟る現代の“運命の輪”である。
塔そのものは動くことができない故、化身を用いて活動する。

化身に人の貌を被らせ資産家を演じ、投機取引を営むが、
その真の役目は、運命の輪を廻すことで人の世界の流れを掴むことにある。
まさに、かつて人の世の流れを促していた「時計塔」の役目に似つかわしい。

彼は今なお、時計塔として時を告げる。
決められた時刻ではなく、運命の輪が大きく動きだす時の訪れを。
それは転機の訪れかもしれないし、破滅の予兆かもしれないが、
彼自身はただ流れの変化を知って、それを妖魔達に伝えることしかできない。


その鐘が古城に響く時、それは文字通り“Alarm−警報−”を意味するのだ。

――――――
本体：古城の中でも一際目に付く時計塔。（アヤカシ◎）
化身：資産家然とした細身の中年男性。上記パーソナルデータはこれに順ずる。（エグゼク◎）

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化