「距離を保ちつつ、構わず撃ちまくれ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――言いつつ突撃。死ぬ気ですか？
「言ったろ？　俺は無理でも無茶する無謀な男だって」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――盾で戦車砲を受けながらの軽口。

　Ⅹランクの成年である。ヒルコとアヤカシのハーフだが、特別な力は無い。居場所も無い。　そう、今までは…。
  どこかのＬＡＢで生まれ、傭兵として売り飛ばされ戦死｡よくある話｡　しかし彼は奇跡的に生きていた。そして“ココ”に拾われた。当初は自分を売った“ヤツラ”に復讐してやろうとばかり考え、ココに馴染めなかったが、守護獣を授かり、ココに守るべきものがあると思ったのか、再び武器を手にする決意を固めたようだ。

　傭兵時代の経験からか多少の指揮権を与えられている。　主に護衛任務が多いようだ。その部下は寄せ集めだが、付け焼刃ながら訓練されているためだろう、生還率は高い。

　―――傭兵時代の話
　戦火の中、臨時指揮官に抜擢されるが、最前線に突撃し、部下に長距離からの援護射撃をさせるという部下思いなのか、死にたいのかよく解らない無謀な戦闘スタイルだったらしい。　
　―――名前の話
  ハンドルの由来は、兜の飾りの赤い勾玉が月に見えたからとか。ちなみにこの勾玉は敵を切り裂く武器にもなるらしい。
　本名はORZ-01、管理番号でしかなく、名前らしい名前は無い。

☆守護獣
･首を複数持つ蛇｡まだまだ子供であり､成長するらしい｡(ｳﾞｨｰｸﾙ扱いだが､外見はﾋｭﾄﾞﾗとか八岐大蛇などと呼ばれる架空の多頭蛇)
･第一の首は半ﾄﾙｰﾌﾟ扱いで､操縦と射撃を行える｡(それぞれ､AR1づつ)
･それ以外の首は､全くのｴｷｽﾄﾗなので戦力外｡



※厨房な設定(読まなくていい)  

　彼の母親はⅩランクのヒルコだった…どこかのクグツに捕獲され、連れて行かれたのは……千早技術開発部第９課。  
　そこでは人工的に“アヤカシ”を造る研究が行われていた……早い話、彼女はモルモットだ。そんな事が許されるのか？　ああ、大丈夫だろう、なにしろ被検体は“存在しない”のだし、その研究自体“都市伝説”でしかない。  
―――そして彼が生まれた。　  
化物と魔物のハーフ？　なんとも恐ろしい話だが、彼の“性能”は研究者を失望させた。なぜなら、ヒルコの力もアヤカシの力も何も持ち合わせていなかったのだから。  
―――そして彼は用済みとなった。  
身体だけは大きく育った所で､簡易AIを積み、重装備(名前だけは大層な)を施し茶を濁すと、傭兵として売り飛ばされた。  
そして予想通り彼は戦死した――――――――――――――――はずだった。 

『適合者』ｱｳﾄﾛｰ 
･ﾋﾙｺとｱﾔｶｼのﾊｰﾌである彼の隠れた“性能”｡  生体装備や血脈などを摂りんで自分のモノに出来る“可能性”がある｡“箱”としての性能｡ 
･こちらは欠点。吸血衝動があるのか、人工血液を所持している。

『創出者』〈試作品〉《買収》
･一部のヒルコに見られる、突然変異能力とでも言うべき能力。ナノマシンや特殊細胞によって物品を創出する。

・ちなみに以下の装備を使用していたという噂がある。
16/4  生体防具　　 隠11  防(4/2/3/6)ｼｰﾝ10点吸収
 8/2  “ｵｵﾜｼ”(八参式／鷹翼) 隠10　ｍ－二段階移動

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

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