―「私には殺す事しかできない、だけどもう誰かの涙なんて見たくない。」
　滑稽にも思えるカゲの思い。―

　彼女の最初の記憶はミトラスの過激派テロリスト養成施設での過酷という言葉すら生ぬるい訓練の日々だった。そして彼女は血反吐を吐き、何度も死ぬ思いをして数少ない成功作として作られた。しかし、彼女が暗殺者として完成する頃にその組織は解体され、そこで彼女が行っていた訓練内容の為に「テロリスト」「殺し屋」「殺人者」と罵られた。

　彼女が不運だったのは、誘拐によって連れて来られた子供の多くが死んで、人買いに売られた彼女が生き残った為、子供を奪われた親達の感情の捌け口が彼女に集中したことだった。

　そして彼女は世界中を逃げ回った。追いかけてくる人間たちに心の底から詫びた、しかし「殺人者」のレッテルが剥がされる事は無く、許されなかった。そして彼女はどこまでもどこまでも逃げた。

　そして現在彼女は『灰羽の蛇-Quetzalcoatl-』に身を寄せている。彼女は自分が持っている力を忌避しつつも、「殺人者」と罵られる自分を迎え入れてくれた組織の為に正しく役立ててゆきたいと願っている。いつもは荒事屋まがいのことで金を稼ぎそのほとんどを本拠地へと送っている。

　偶にふらりと本拠地に帰ってきて警備隊の中にいたりする。旅費は気にしてはいけない。ｗ

（追記：ちなみに名前はありません。なぜなら名前を付けられることも呼ばれることも無かったから。だから誰かつけてくださいｗ（ォィ））

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

・コネとの関係

"蟲遣い"白黎夕姫（ＰＬ：きくさん）：【感情】
「怪我してませんか？ちゃんと御飯食べてますか？？辛くなったらいつでも帰ってきてくださいね」

“０１”神城零一（ＰＬ：揚紅龍さん）：【感情】
「───そうか、大変だったな。」(わし、と頭を撫でる