人は誰だって何かを変えたいと、成し遂げたいと想っている。
自分の力で、この、どうにもならない世界を。不条理な現実を。

「俺は月臣大河。いずれ世界を変える男だ。よろしくな」

だけど、世界は何処までも無情で。何処までも残酷で。
幼い願いも純粋な祈りも、力や現実という事実が全てを押しつぶす。
持つものと持たざるもの。其処にある差は、何処までも広く、そして険しい。

「だから出来ねぇ？――違うね、誰もやった事が無いだけだ。だから俺がやるのさ。この、誰もが持ってる拳でよ」

彼はただの学生だ。色々小さな世界をその拳で変えてきたが、それでもただの学生だ。
彼は我侭だ。気に入らない、気に食わない。大切なものだから、目に留まったから。泣いてる顔、落ち込んでいる顔など見たくも無い。
立ち止まっている状況が何よりも我慢できなくて、弱いと嘆く姿が大嫌いで。

「だったら、俺と一緒に世界を変えてみないか？―お前が持ってる武器で、さ」

世界を巡り巡って彼は清和学院に転校してきた。
この学校、この街。――そしてニューロエイジを変えていくための第一歩として。

彼は憧れている。旧き幻想の『番長』に。

鵜飼さんにもらった。ありがたうっ
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▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化