「ちょっくら旅でもしてくるかね。ま、俺って飽きっぽいからすぐ戻るさね」
　――西へ東へ。

「ここで流血騒ぎはしたくねぇ。だから“魂”、斬らせて貰ったぜ」
　――乱闘で傷一つなく倒れていく敵達。


（“ぎょうこうのおにむしゃ”たかや）
　各国のストリートに現れては、気ままに行動している青年。
　捉えどころがなく、自由に生きている。
　普段は道化神楽や用心棒などのバイトをして、銭を稼ぎ日々を過ごしている。
　アサクサに家があるが、そこに時折妙齢の女性と女子高生の姿がある。――彼にとって、義理の姉と妹にあたる。彼女達は、風来坊となった彼をまだ家族として扱い、時折会いに来る。

　巨大な槍を振り回す派手な戦い方ながら、彼は一切相手の体に傷をつけずに倒す。
　曰く、魂を斬る、と言う。



　本名は神室魏耶(かむろ･たかや)。
　退魔師の名門・神室家前当主の養子であり、人と鬼女の間に生まれた混血児。
　Ｎ◎ＶＡで虐殺を行った母の因果が報い、赤ではなく黒い血を流す呪いを受け、人にも鬼にもなれずに育った過去を持つ。
　だが数年前のとある戦争を経て呪いを解き、人として生きる決意をして以降、鬼の血はなりを潜め、今では自分の意思では開放も出来なくなった。
　僅かに残る影響は、いまだサイバーウェアを受け付けない体質だけ。

　彼は帝都大を中退し、こだわっていた音楽活動も辞めた。
　そして長年己を縛ってきた神室家からも離れ、自由に生きることにした。
　ふらりと何処かへ出かけ、そしてふらりと戻って来る。
　――今もまだ彼にとって、模索の日々なのかも知れない。



　BGM:『JAP』abingdon boys school


▽キャスト交感スレ 
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▼持ち越し報酬点:29点
▽08年:19歳
▽2008/07/07　マーダーインク対応
▽2011/01/21　ワールドオーダー対応開始