「――……捜している、私の半身を……誰にも、渡さない、私の力の源だけは…」

「私は『彼』の中に眠る罪の形。……忘れさせない、それが罰」

「……助けて、……」

　常に微笑を浮かべている、透き通るような白い肌をしたアヤカシ。
　生前は、優秀なバサラであった。だが、あるアストラル界の住民と禁断の契約により、力を得る代わりに友の命、自らの存在、そして最愛の弟の人生の一部を奪った。
　死した後、アヤカシとして再生。そして半身と呼ばれる存在――彼と非常に似通った力を備えた存在、つまり血を分けたただ一人の弟――を取り込み、更なる力を得ようとする衝動のみで動いている。

　だが一方で――生前の意識も残っている。力のみに捉われてしまった自分を葬り去るために、半身を“求めている”。半身に、己を滅してもらうために。
　力を求める衝動、浄化を願う本心。その二つが混在した姿が、今の彼である。

　ID以外のデータは生前のものである。

　死亡したことにより、バサラ◎　マヤカシ＝マヤカシ●からスタイルチェンジ。
　マヤカシ１枚を封印し、消沈がＯＳとなる。
※データ的には、単純に能力値がスタイルチェンジに必要分上昇しているだけとします。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化