「あのぉ・・・これは何と言う物ですの？
　　飛び道具？弩にしては形が変ですけど・・・あぁ、吹き矢ですのね」

拳銃を見て拳銃と思わないほど常識の外れた少女。それもそのはず、彼女は異世界・・・俗に言う「中世ファンタジーの世界」からやって来た王族の娘なのである。・・・というのは本人談。愛称はアルテ若しくはアルト。
その割には扇情的なスタイルの衣裳を身に纏っているようだが、これが王族の平服だ、と彼女は言い張る。
ワールドトリップの衝撃で、自分の名前と自分が王族のである事以外は全て忘れてしまっており、国の名前はおろか父親である王の名前も覚えてないというのだ。これじゃあ信じろと言われても信じがたい。
とはいえ身に付けている装飾品等は、N◎VAのマンデインでも見られない構造をしたレアメタルや、地上では見た事のない艶を持った天然素材の絹を使っていることから、王族でないにせよ、どこかの金持ちの娘である事には間違いない、という結論に達し、N◎VA政府の意向（というか単に司政官の独断と思われる）で企業重役並の渡航市民IDと、豪華にあつらえた部屋をあてがわれ、ブラックハウンドの保護下で生活している。
見るもの全てが珍しいらしく、ときどきその部屋を抜け出てはイエロー〜レッドエリア辺りを徘徊し、危ない目に遭いつつもブラックハウンドに保護される、というワンパターンな行動を繰り返している。

アルテが部屋を抜け出る際、道案内役として出てくるのが小悪魔の「メフィスト」である。ほんとは地獄の大公の一人でいろんな知識を司る大悪魔らしいのだが、それもはなはだ疑問ではある。しかしながら、彼の持つ知識の量は豊富で、アルテの他愛ない質問に次々と応えるばかりか、N◎VAやST☆Rに関することまで教えてくれたりするのだ。（〈隠れバディ〉効果）

前述のように好奇心が旺盛で、なにかと知りたがることも幸いしてか、最近では「とろん」とやらの扱いを覚えたご様子である。それまではモニターの中のDAKを助け出そうと必死だったようだが・・・

▼能力値上昇 10（外界+1）
▼技能修得 一般20+社会20+コネ5+カリスマ10+ハイランダー35+マヤカシ
▼ブランチ 10
▼常備化 10