闘いで敵に勝ち────
「あなたに勝ったところで、良い人生が送れるわけじゃないのだけれどね」
　　　　　　　　　　　　　　　　────うずくまる敗者の前で仁王立ち

自室に籠り、己に負け────
「いやや・・・見つかったら・・・殺される・・・・」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　────部屋の隅っこで体育座り

ストリートファイトに興じる、オーサカ出身の女ファイター。
モデル並の体躯と美貌を持ち、強靱な体力と戦闘力を持つが、彼女が表舞台に参上することはない。

なぜなら、彼女はヒルコだから。

IDを手に入れ、N◎VAに潜伏している今でも、バレると淘汰されてしまう、とクレア自身恐れているのだ。
他人と接しているときは、強く自身に満ち溢れた女性を演じているが、一人になった途端、居もしない影の存在に怯え、部屋の隅で震えているのだ。

元々クレアはオーサカのファーサイドに住む普通の人間で、未来あるアスリートだった。
ある日、ファーサイドに侵入した凶暴なヒルコの襲撃を受け、重傷を負うが一命を取り留める。
しかしその後変化が訪れた。襲い掛かってきた時に付着したヒルコの細胞は、クレアの細胞に侵食し、徐々にヒルコ化させていったのだ。
M○●Nに侵入したヒルコが、どういう末路をたどるのか・・・自分に襲い掛かったヒルコがその後どうなったのかを知れば、おのずと判ることだったし、もしそうでなくてもBIOSの研究材料として扱われる・・・
クレアはM○●Nを脱兎のごとく飛び出し、N◎VAへと逃げ込んだ。表舞台での栄光のゴールを目指していた過去の人生を消し、ヒルコの細胞が与えてくれたより強靭な身体能力を生かすため、ストリートで闘うことを選んだのである。

ヒルコ化した時に変わってしまった髪と瞳の色は変えて誤魔化し、常に目立たぬような行動を心がけており、自分の正体（ヒルコであること）が他人に知れることを極度に恐れているため、それを知った者を殺すことに対してのためらいを微塵も感じなくなっている。

▼能力値上昇 10
▼技能修得 一般30+社会10+コネ10+ヒルコ15+カゲ15+チャクラ15
▼ブランチ 10
▼常備化 3

※プレアクト購入
ドラゴンブーツ、ガードコート、戦闘用セパレートスーツ（豪気相当）
ポケットロン、銀の目