「闇は恐いね。影を飲み込んでしまうから」
　―闇よりも黒い影は、そう呟いて鮫のように嗤う。

「光は嫌いじゃないんだ。だって……影を作ってくれるから」
　―けれども眩しすぎる光は、影さえも消してしまうだろう。

“Shadow to fear the Dark”やたち　れい
ストリートで暗躍するフリーランスの始末屋。
ミラーシェードをかけ、全身黒尽くめの姿をした小柄な男。だが、それは噂で言われている姿に過ぎない。何故なら、闇に潜む彼と接触することは容易ではないのだから。
「闇が怖い」が口癖であることから、揶揄の意味も込めていつからか“闇を怖れる影”と呼ばれている。しかし本人が本気でそう思っているのか、実際のところは分からない。
素性や出自は不明だが、どうやら忍びの血を引いているらしい。

恋人･アリアを真教浄化派の行ったテロによって失った。仇を追って北米に渡り、報復は果たしたものの、そのことによって『復讐』と言う生きる目的そのものを喪失した。
今はただ、餓えと殺人衝動を満たすためにナイフを取り、命を掠め取り続ける。
全てを失った生粋の殺人者は、今宵も災厄と歓喜の街の闇の中に潜み、暗躍する。彼にはもう、光は届かない――。

影（正）　人格の変化。死、ただし、必ずしも肉体の死ではない。損失。惨事。破滅。血の収穫。

Image Song:『THE REAL FOLK BLUES』

▼能力値上昇▼技能修得▼常備化