レッドエリアのストリートに、盾も銃も持たない変り種のカブトがいる。

黒コートに黒髪、黒目の体格のいい男。
“銀の守護者”ブロッカーにカブトの技術を叩き込まれ、彼の“銀の守護者”を「オヤジ」と呼んで尊敬している。そのスタイルは特殊防弾繊維のグローブを装着し、『素手で弾丸を受け止める』という非常識なものである。
こんな危ないやり方を通すのは、彼の実の両親がかつて銃弾で命を落としたこと、そしてストリートキッズになった彼が初めて犯した殺人が起因している。彼は守ろうとした友人を、自分の拳銃の誤射で死なせているのだ。以来、銃を一切持たず、そして拳銃による犯罪を憎むカブトとなった。
盾を持たない理由は何かというと、単純に趣味が合わないからというのが本音らしい。まあ、カブトらしからぬそのチョイスも、自分の技術に絶対の自信を持っているがゆえなのだが。

もっとも、上記の理由を抜きにしても、この男にはそれを可能にする力がある。
――不可視の意志力の盾。紅蓮の火炎も、紫電の稲妻も、その盾の前には霧散するしかない、特殊な力。黒崎家やブロッカーが注目した理由は、もしかしたらその辺りにあるのかもしれない。

頑固一徹、融通が利かないが、反面自分で決めたことは絶対にやり通す性格。

▼能力値上昇
（０）
▼技能修得
（５５＋３０）
▼常備化
（３５）