───ストリートにて───
「よぅ、旦那。いいヤクが入ったんだが、買わないかい？」

アーミーズボン、Tシャツ、レザージャケットを着て頭にバンダナを巻いた、その辺にいるカッコのチンピラで、ストリートのドラッグ・バイヤーである。売るだけで自分はやらない。バイヤーの基本だ。
どの組織にも与せず、どの組織にも頼らない独自の流通ルートを持ち、そしてどの組織の縄張だろうと関係なくヤクを売っている。おかげで河渡、カーライル、ブラックハウンドなど、さまざまな組織から目をつけられてはいるが、彼に追い込みは効かない。なぜなら彼は、ヤクザたちよりももっと深い闇の中にいる者───アヤカシだからだ。

「───オレを追わない方がいい。闇に引きずり込まれるぜ？クックックッ・・・」

ハイエナは、災厄前から生きる、“永生者”の獣人である。しかしながら前述のように縄張意識を持たず、“新参者”たちとも結構うまくやっている。
ハイエナは東欧出身の獣人であるが、吸血鬼クランの支配下にはおらず、力関係は上位クランの支配階級と同列であるため、女大公アルドラとも支配関係での軋轢はなく、むしろなんでも話し合える友人である。
N◎VA最大のクランであるサロン・ドルファンでもそれなりに良い扱いを許されている古参だが、アルドラ女大公の旧知という立場であるからに過ぎず、サイバネティクスを好み、“新参者”と交流を持ち、縄張を平気で荒らすハイエナに、良い反応を示す者は少ない。
その反応をあからさまにされ、気まぐれでその下っ端を粉みじんに切り刻んだとしても、アルドラは「困りますよ」と言いながら、困ってもいない表情でコロコロと笑い、余興として楽しむのだ。それは、そこで切り刻まれた三下の同志よりも、ハイエナの方が十分頼りになることを知っているからだ。
しかしながら、サロンがアヤカシ同士、もしくはバサラとの抗争に突入したとしても、ハイエナは常に「傍観者」でい続け、それを余興として楽しんでいるのだ。現在ヤクのバイヤーをやっているのも、ヒトがヤクを買ってダメ人間になっていくサマをみて、楽しんでいるにすぎない。

───サロン・ドルファンにて───
「おやまぁ、コワモテさんたちがお揃いで。
　　　・・・まぁそう睨むなって、色男。女大公殿のご機嫌を損ねる気かい？」

───あるサロンとの抗争の話をしたとき───
「オレはいつまでも“傍観者”だよ。大公、たとえアンタに助けを乞われてもな。
　　　・・・・まぁ、そそるような顔で懇願してくるなら、考えないでもない。ククク・・・」

※ハンドル
/の左は人間達に、右はアヤカシ含むアストラルでの二つ名。本名は自分も忘れた。

※名前の由来
ニューロエイジになってN◎VAに来たばかりの頃は名前がなかった。
てきとーに他人の縄張を荒らしていたとき、その縄張の主に言われた言葉がきっかけである。
「このハイエナ野郎！！！」
「“ハイエナ”？いいねぇ、これからオレはハイエナと名乗る事にしよう」
てな感じ。

▼能力値上昇 30（外界+3）
▼技能修得 一般90+社会40+コネ35+アヤカシ65+カゲ50+レッガー40
▼ブランチ 20
▼常備化 58

※プレアクト購入
ポケットロン×10、アーミーブーツ（ドラゴンブーツ相当）、スティング
アーマージャケット、ガードコート、防御繊維仕込みのバンダナ（ハードヘルム相当）
外界値以下で買えるドラッグ総て×100ずつ
銀の目、シティコンダクター