「悪いね、うちの馬鹿兄貴共と違って私は常識的なんだ。近接武器で挑むのも御免だし、銃弾で銃弾撃ち落せるわけあるか、馬鹿。」
実に正論吐いてるようで、君も大概だと思うぜ

お寺に住む不良娘。
何が不良って素行と言動。
まぁ、寝は良い子な筈だが昔っから電脳と隔離されたっぽい寺で常識人として頑張ると疲れたようだ。
中学生の一年になったある日、綺麗な金髪の半分を見事に赤く染め上げて寺に帰って以来、髪の色は赤と金の２つ。
住職は
「わしも若い頃に染めときゃよかったのぅ。」
とか言って全然怒らない。
まぁ、悪い事はする気は無いみたいなので放置された。
彼女の親は育てる気が無かったので寺に預けて逃げたのでそれ以来、寺に棲んでいる。
退魔の仕事を志したのは一番信頼を寄せる兄が退魔業を行なっていたからである。
元々、アストラル世界は目を開けば見ることが出来た彼女がそう考えたのは別に不思議なことではない。
そう、この目こそが捨てられる最大の要因でもあった。
右目は生まれた時から何も見えない眼であり、左目はアストラルの存在を感知する云わば浄眼・・・
もっとも、捨てられる方にとって何の意味も無い、むしろ憎悪の対象では在ったが・・・

其れはともかく、彼女の意思を知った比較的真っ当な仕事（と言ってもナイトワーデンなのだが）してる兄貴分の一人が
「戦闘は火力だ、相手がアストラル系でも役に立つ・・・俺は苦手だが。」
と言いながら銃を買ってくれた。
基本が非力なので白兵武器や素手では歯が立たないのだ・・
だが、妹分に銃を買い与えるのは兄として駄目だろうと思い突っ込むと凹んだので放置した。
そしてごく最近、一番慕っていた兄（退魔師であった）が死亡した。
最後に彼女に残したのは銃であり生き様であり死に様であった。
それを見た上でその銃で適当に退魔の仕事をこなしているらしい。
生きている兄貴分達は心配しているそうな、南無・・・

イメージソング　『聲』 　by 天野月子 

▼能力値上昇０
▼技能修得４０+５
▼特技０+２５
▼常備化４５　+５０
▼コネ２０　　　+１０
▼社会１５