「“何で”こんな力が“在る”かなんて知らねぇ。」
　　　　　─────元は一介の高校生のはずなんだから。

「分かってんのは。──テメェをぶん殴る手段が在るって事だけだ！！！」
　　　　　─────素手だけどな。

　何時から…或いは生まれた時から…其れがそうなっていたかは知らない。
　ただ、彼の右腕は様々なモノを“殺す”事が出来た。ただ掴むだけで。刃も、炎も。その右手だけは貫くことも出来ず、焦がすことも無かった。

　彼はその自らの力に気がついたとき……何もしなかった。

　「だって、それでテストの点が上がるわけじゃねーじゃん。」

　……彼が、運命の扉を叩くのは、まだ先の事の様だ。
　……もし。その扉をぶち破って何かが押し寄せてきたら。彼はその右手の、本来の使い方を知るだろう。

　社会的には、一般的な男子高校生。ただし、父親は彼が生まれて直ぐに失踪。
　2年前まで母子家庭だったが、現在は親元を離れ、学生寮で生活をしている。
　学業成績は中の下。友人関係は良好。
　何かを頼まれればギャンギャン文句を言いながらも手伝ってしまう習性を指し、友人たちからは「ツンデレ？」といわれる始末。

▽設定
　はたして“それ”が、アストラルに由来するものか、
　はたまた大企業の思惑が込められているのか、それとも彼の生まれがヒルコなのか。
　……それはPLにも分からない。(笑
　分かっているのは、たとえミサイルの直撃を受けて肉体が木っ端微塵に砕かれようと、
　その右腕だけは傷一つ負う事無く後に残るだろう、と言う事だけ。
　そして、彼の周囲で散見される、謎の集団が彼を呼ぶ際に使う暗号である、
　“要塞-Fortress of Arm-”……。

▽コンセプト
　唯一つおかしな能力を持っている『だけ』の一般人。ただ只管にお人好し。
　推奨導入枠：巻き込まれ・学生・泣き落とし可。人情系。

▽縛り
　・ジェリコ：【グリフォンに対し[破壊][故障]を受けた時のみ使用】

▽NAME
　Keigo Torii

▼能力値上昇 ：0点 (初期： 0点)
▼一般技能修得：0点=0+0+0 (初期：35点=10+15+10)
▼特殊技能修得：0点=0+0+0+0 (初期：35点=0+0+20+15)
▼常備化 ：0点=0+0+0+0+0+0+0+0+0(初期：50点=0+0+47+0+0+0+0+0+0)

▽購入予定物品
・救命符：縛り【肉体戦DMG7 片腕損傷を右腕に受けた時のみ使用】

2008/5/18　マーダーインク再構築