水面に写りし月光が風に揺らめき花と散る───
美しき月、手には触れず、人々はその美しさを夢想する───
　
──────ドッ
　　　　　　　　 　　キュッ──────
　
何も無い空間を両断する神の炎
目に見えぬ炎が穿ち抜ける様は、正しく神の怒りの如く貫き果てた
目に見えぬ月の如く、血線描く軌跡を想像せしは、聖母に愛された者
その志は月よりも美しく、夜空よりも気高く、それ故に“鏡花風月”の名を冠するに至る

アヤカシは言う、夜を歩くものは謳う
月の夜、奴に会ってはいけない
奴の持つ、月の光に照らされてはイケナイ
月の光は朧げで頼りなく、そして必ず裏切るのだから
　
“Lunatic-Faker”もう一つの名、月を操るトリックスターは全てを欺き微笑み焼き尽くす
　「…──クク、カカ…、ほぉら哀れな子羊よ…　
　　　　　　　　───口の端を歪なまでに吊り上げ、男は謳う───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう逃げ道はもう無い…、さあ、早く早く早く……」
逃げる背中に追いつき、静かに白い拳を振るうと、対象を突き抜け神の炎が嘗め尽くした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドッゴォン──…バシュ
───＜一般的な説明＞───
真教教会にお世話になっている、長身痩躯の聖母殿所属司祭。
常に瞳を閉じ、慈悲深き微笑を称えた男性である。
普段は人が良く、優しく、笑顔の似合う男でありながら
過去に恩人より授かった聖なる武具を手にする事で、人柄が豹変する。
恐らく、彼にそれは耐え難く、一種の現実逃避なのだろう、とドニ三世は語った事が有る。

また、彼の獲物は無く。両手に白い手袋が覆うのみであった。
十字のステッチが施されただけのソレは、青白い神の炎が撃ち出される神の拳である。

【鏡花風月、とは？】
見えるだけで手に取れないもの、直感で感じ取ったり、悟ったりして把握するもののたとえ
<射撃><白兵><運動><フェイク><自動反撃><ガンフー><片手射撃>

綴り：Werburgh（ウェルブルグ）　
※盲目であり、瞳を常に閉じているという設定になっています。

▼能力値上昇　▼一般50　▼特技80　▼社会コネ25　▼常備化69　■ブランチ20