「―一体この僕に、何ができるって言うんだ…」

ストリートでその日暮らしを続ける少年。ＩＤはない。自分の出自の記憶もない。 
一流の腕があるわけでもなければ、頭が回るわけでもない。弱い体、弱い技。
何故か仕事はいくらでも回される。有名というわけでもない。実績が目立つわけでもない。ただ、彼を知っているものは何故か仕事を回す。
…それを不思議に思いながら彼は生きている。 

　　　　　　　　　　　――表向きのプロファイル

仕組まれた永遠、その名の元に少年は幾度も生み出され、生き、死に続けた。
それまでに得た経験は蓄えられたまま、それでも力の無いままに幾度も、幾度も―。
それは試験。たった一つの生命を作り出すための試験。彼はその完成の素体。
全ての“ツルギ”の経験をもち、強靭な肉体と技を持つ――造られし者。
ただ一つ、他のツルギと違う事。それは絶対の１である故に、死しても蘇りはしない。

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化