「全軍進撃──！」
　　　　　─────響き渡るは海神(ワダツミ)の声

「エンフィールド中尉以下、空戦隊に連絡。120秒後に発進。
　それから、ゼピュロスにも出るように伝えてくれ。使ってやらねばまた上が煩いからな。」
　　　　　─────割と日常的なブリッジの会話

　元北米連合軍少将。──いや、今では階級は中将になっている筈だ。本来ならば。詰まり、公式には戦死した事になっているのだ。
　だが事実は別にある。
　今の彼は千早グループと協力し、他社の海上運航を妨害する私掠海賊として、世界の海の上を渡り歩いているのだ。

　ただし、一度陸に上がると唯の人(以下)である。誰よりも正確に海図から情報を読み取るくせに、都市レベル以下の地図は、持っていても道に迷う。しかも自覚が無い。本人はいつでも散歩気分だ。
　しばしば有能な部下や保安課の者に「捜索」された挙句に「保護」された例は枚挙に遑が無い。


▽めんどくさかったら読まなくて良い部分
「──運が良かっただけさ。」
　　「戦争終結後の世の中、運だけで此処(少将)まで来られるとはとても思えませんね。」
　　　　　─────部下との会話。内に秘めし野望

　少将。“戦死”した26歳当時の彼の階級である。これは異常なケースと言える。
　彼が生まれたは戦争の最中。北米連合軍の名将と呼ばれた男の長男として生を受け、将来は軍人になる事を望まれて育った。
　エリート士官として北米連合軍へ入隊する事はこの時点で既に決まっていた事だが………彼はその才能を恐ろしい方面に発揮し始めた。
　様々な陰謀・謀略・政治手腕を駆使し、手柄を独占───時には紛争を誘発して自ら鎮圧してまで戦果を上げた。この階級はその結果によるものなのだ。
　次期海軍作戦部長の候補にとの噂もチラホラと囁かれ始めた頃──現在の大統領によって『表向き』謀殺された、と言う訳だ。
　そして今、その築き上げた地位を放棄し、海賊へと身をやつしている。彼の望みは何なのか──それは、彼の薄い笑みの向こうに隠されたままである。

▼トループデータ
艦載機部隊
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=2713

旗艦航海科
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=2714

護衛艦隊
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=2715

▼能力値上昇：0点(初期：0点)
▼一般技能修得：15点=0+0+15(初期：35点=5+30+0)
▼特殊技能修得：25点=0+0+0+25(初期：30点=10+5+5+10)
▼常備化：0点=0+0+20+0+0+0+0+0+0(初期：55点=0+0+27+0+15+0+0+13+0)
▽親衛隊：艦載機部隊/アラシ17点=0+0+17(初期：75点=25+25+25)
▽直属部署：旗艦航海科/カゼ0点=0+0+0(初期：70点=25+25+20)
▽直属部署：護衛艦隊/カブト23点=0+0+23(初期：70点=25+25+20)