「ま、こうして生きてる訳だし、また普通の生活に戻るわ。」
　　　　　───── 命に関わる事件を解決した後に。

『我は汝、汝は我。汝の必滅の意を以って振るえば、我、汝が敵を討たん。』
　　　　　───── 力無き者にその刃を与える。


　とある事情により、槍に魂を喰われた少年。
　彼にとって、最早自分の体とはその槍そのものであり、最早それを手放す事も切り離す事も出来なくなってしまった。
　あまつさえ、いざとなれば人としての体は槍の中に仕舞い、心得のあるものに自らを振るわせる事すら可能である。

　少年───八坂寺 耕介は、清和学園に通うごく普通の高校生…だった。
　ある時耕介は、友人を何者かに殺された。自らその犯人を挙げ様と調べ始めて巻き込まれた事件。それが、“封魔の槍”との出会いである。“封魔の槍”の力を借り、犯人であったアヤカシを倒す事は叶ったが、その代償は耕介自身の人としての生。
　耕介は仇であるアヤカシに体を喰われ、“封魔の槍”は耕介を生かすために、その魂を自らのうちに取り込み融合させた。
　今の耕介は人ではなく、“封魔の槍”なのである。

　“封魔の槍”とは───太古、アヤカシを誅し、ヒトを護るべく何者かにより作られた生ける槍である。
　耕介と共に、自らの追って来たアヤカシを倒した時、耕介はその命を落としてしまった。槍の意思はそれを本意とせず、耕介の命を救った。…自らの一部へと取り込むことによって。
　この槍はそのようにして、自らを振るいながら死亡してしまった者の魂を取り込みながら成長を続ける魔槍である。その取り込まれてきた意思達が、耕介を生かしているのだ。
　現在、槍と耕介は同一の存在であるが、主人格を耕介に任せてある。やがて耕介としての精神が磨り減り、人として生きることを望まなくなった時、再び“封魔の槍”はアヤカシを討つアヤカシとして活動を再開することだろう。


※協調行動中は、飾り布（オーレ！）を使用して自らと使用者に対する攻撃に[受け]を試みる。

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　├※【魔器本体】
　├火尖[両手持ち]相当
　├隠：- 電制：16
　├刺：+7 受：2 射程：近
　└レーザー槍

飾り布
　├オーレ！[片手持ち]相当
　│├隠：- 電制：15
　│├斬：+2 受：0
　│└[受け]に使用した際達成値+2
　└ダークナイト[コート]
　　├隠：(12) 電制：18
　　├制：1 殴：+2 刺：+1 斬：+1 爆：+4
　　└殴：+2 受：2 射程：至近 

▽メタ設定
見ての通り、『うしおととら』の“獣の槍”がモチーフ。
ただし、
「とら」になる代わりに「槍に完全に取り込まれて、槍そのものになってしまった」少年。

▼能力値上昇 ： 0点 (初期：0点)
▼一般技能修得：10点=0+0+10 (初期：55点=20+20+15)
▼特殊技能修得： 0点=0+0+0+0 (初期：45点=10+35+0)
▼常備化 ： 0点=0+0+0+0+0+0+0+0+0(初期：20点=0+0+6+0+0+0+0+9+5)