「主よ、彼の者の魂に氷の癒しが得られんことを」
　　　　　　　　　　　　　　――祈りの言葉は死の導き
　
　聖母殿異端改宗局に所属する、戦闘神父。隠密戦闘を得意とする。
　普段は巡回神父として行動し、各地の教会を渡り歩いている。
　日々の礼拝を欠かさず、敬虔な神の僕として振舞う表の顔とは裏腹に、彼の本質は暗殺技能者のそれである。胸にかけた聖印は血に汚れ、纏うカソックの下にはナイフを忍ばせるのが彼なのだ。
　彼に、神への信仰は既にない。何故なら神の救いとは、『救いがあるを信じる事』なのだから。救いを求め、得られなかった過去を持つ彼の信仰は既に死んでいる。
　鍛え、研ぎ澄まされた刃は美しい。だがそれは血に汚れ、何時か折れるが定め。
　誰よりそれを理解し、受容し、今日を生きる。それが、彼の生き方である。


　外見
　神父服に眼鏡、手には聖書を持っている事が多い。
　普段は、歳相応にはやや枯れた物腰。丁寧な言葉使い。(一人称：私)
　聖務中は眼鏡をはずし、言葉使い・態度もかなり乱暴なものになる。(一人称：俺)

　内紛からの戦力回復を目指した聖母殿。その計画の一つにより、育てられた暗殺技能者。
　計画は既に破棄され、他の仲間達の多くが真教の闇より抜け出たが、試作品として過程の進みすぎた彼は、情報隠蔽の目的もあり、異端改宗局のメンバーへと、組み込まれる事となった。
　計画は『非サイバー化による電脳の無効化』と『隠密戦闘力の追求』を目的としており、薬物による身体強化と徹底した戦闘訓練を施されている。
　

▼能力値上昇
▼技能修得(120)80
▼常備化52