「やれやれ、まだ楽隠居は出来ませんかね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　―――――聖務を賜って微苦笑

聖母殿聖母座守護局に勤める隻腕の聖騎士。

アヤカシ混じりの忌み子として真教の孤児院へと捨てられた赤子が聖騎士となるには、それこそ血の滲むような努力が必要であった。
その努力の甲斐あってか、彼は守護局屈指の聖騎士と評されるまで上り詰めたが、浄化派離反時の激戦により重傷を負い、一線を退くことを余儀なくされる。

だが、それまでの多くの功績を認められた彼は次代の聖騎士を育て導くと言う新たなる戦場と聖務を得る事となった。
現在は聖母領にて弟子達の面倒を見る日々を送ってはいるが………未だ人手不足であることは否めない聖母殿、以前程の力はないとは言え優れた聖騎士である彼にも時折前線での聖務を回しているようである。

引退し、弟子の育成だけに専念する日は遠そうだ。

▼外見
長めの銀髪、鋭い目と蒼い瞳。
左腕が肩の付け根から消失しているのが服の上からでもよくわかる。
穏やかな雰囲気を纏ってはいるが、現役時代の彼を知る者から見れば猫を被っているようにしか見えないようだ。

▼フェンリルレコード
手の甲に眼球のような装飾が施された白銀の義腕。
ヴィンセントの戦闘経験、記憶からその場に最も適した能力を再現する能力を持ち、ある程度の自立行動すら可能とする強力なエニグマだ。
消失した左腕を単純に補う役割以上に、過去受けた傷が原因で低下した戦闘能力を別の手段で補うべく長い時間をかけて編み出した術である。
名前は『Record/記録』に現役時代の二つ名の一部を冠した物。
嘗ての彼の戦いの記録その物とも呼べるエニグマに相応しい名前と言えよう。

▼能力値上昇 ▼技能修得[60+30]+60 ▼ブランチ[10] ▼常備化[20]
▼プレ購入
アーマージャケット、ポケットロン