「……なぁ、見てるか？やっとここまで来たぜ、バディ」
　　　　　　　　　　　――多くの友人、多くの仲間、そしてもう逢えない人たちへ――
「何も変わってないさ。少し、街を歩くのに苦労するようになったくらいだよ」
　　　　　　　　　　　――サングラスが必須になりました――

プロバスケットボールチーム、 トーキョーＮ◎ＶＡ Monster'sのＰＧ。
体格やパワーには欠けるが、スピードと独特のゲームメイキングに長ける。

3年前、高校のスタープレイヤーだったルーキーに与えられた評価は、"Kids"だった。
その年、チームのエースＰＧが怪我で離脱したときは、"lucky boy"。チームが勝っても、評価が化けることは無かった。
2年目。前半戦首位攻防の天王山。――逆転の決め手となった時も、"fluke(まぐれ）"。
しかし、そのまぐれも、5度、10度続けば変わってゆく。スタメンが増えるごとに、不名誉な渾名は消えてゆく。

3年目。開幕戦スターティングプレイヤーに選ばれたとき、彼をその名で呼ぶものはもう居なかった。
彼は“リトルＫ”。　　小さな怪物となったのだ。


【余談】
知識も、自覚も無い自らの中に流れる人あらざるものの血。
彼はとっさの時に湧き上がる大きな力と認識し、恐れ、それでも、その力で何かが出来るならと奮っている。
世界には無情な事が多すぎて――誰かの為に命を貼るのは損。でも、それでも放って置けない事がある。

“Kounter with purify”……時折アルドラの口から飛び出す言葉。
――彼自身には、アルドラとの面識など無いのだが……アルドラは圭介が生まれる前から知っている。
アルドラ自らの因子＋術者の天敵たる運命、その二つの因子を組み込まれた人間の胎児の一人。アルドラの子にして、秘蔵の兵器。いくつもの実験体の中の成功例。
強き故に停滞するアヤカシ、弱き故に成長する人間――その二つの特徴を兼ね備えた存在であり、“狭間にある者”ともアルドラは呼んでいる。――術者に対しても、同じような呼称をする事がある。


image song:Let's Go（Presented by 森口博子)
image song2:マイフレンド(Presented by ZARD)


【二つのNBA】
http://www.geocities.jp/jb_ayu/NOVA/nba.txt

▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化