がさつく荒い包装紙に包まれたビスクドール。そう人をして思わせる、粗末なコートを纏う美しい少年。コートの下の体は、如何なる咎か、拘束の鉄鎖が纏わりつく。
しかしてその実体は、人形の中へ封じられた、かつては魔王と呼ばれた悪魔。

「あの日、私は「生まれた」。本当の意味で生きはじめた。」

人に禍をなす、悪しきアヤカシ。あるとき、彼は出会った。カムイＳＴ☆Ｒのスラム街に生きる、一人の少女。不良めいた言動で優しい心を隠し、スラムの人間に生きる場所を与えようと奮闘する少女。
何とはなしに彼女に興味を持ち、共に暮らすようになった。いつしか影響されて彼女を助け、人のために戦うようになっていた。柄にも無く、彼女に、まるでセイギノミカタのようだといわれた。・・・初めて、生きている実感を得た。

「それなのに、私の罪があの子を殺した。私が、殺してしまった。――――最後にあの子は願った。本物の、セイギノミカタでいてくれ、と。」

しかし、彼を狙い、またスラムを一掃するべく仕掛けられたナイトブレイドの無差別攻撃（後に、この戦いの間だけ在籍した、正体不明の特種部隊であると発覚）の前に、彼は封じられ、彼女はその命を落とす。生命の炎が消える間際、少女は己の罪に震える悪魔と、魂の契約を交わした。

正しくあれ、と。

故に、彼は戦う。己を縛る鉄鎖すら武器に、物語の中にしか存在しないであろう、セイギノミカタのように。

「約束します――――私は嘘は言いません。絶対に。」

特徴：黒く長い長髪。（姿は、人形に封じられる前と基本的に同じ）
　　　裸になれば分かる、鎖に縛られた球体関節人形の体。

（ルビ：”チェインドコントラクト”アスター）

▼能力値上昇
▼技能修得　40+50=90
▼常備化　80