『長生きの秘訣はな、お若いの。先端-Edge-で刺激的-Newro-に生きる事じゃよ。』
　　　　　─────老骨のハッチャケ振りを突っ込まれて。

『IANUS？イントロン？何ぼのものじゃよ。結局WEBは0と1の集合──理を知っておれば此方の方が2秒早い！』
　　　　　─────若い者には負けないそうです。

『そう、あれはミトラス戦争前夜……世界が今以上の緊張に包まれておった頃の話じゃ──』
　　　　　─────爺の昔話は長い。

『渇ー──────ッ！！！最近の若い者はIANUSに頼らんと何も出来んのかァッ！』
　　　　　─────アンタがおかしいんです。


　──嘗て
　サイバーウェアが流通を始める前の時代から、ウェブ上を荒らしまわっていたハッカー（当時はニューロなんて言葉は無かった）が居た。
　彼は、すべてのソフトウェアを一から自作し、全ての電子暗号を読み解いたと言う。
　その技術は様々な企業から買われ、狙われ、彼はその全てを巧みに利用して裏の社会を渡り歩き、時に企業から大金をせしめ、時には莫大な報酬と引き換えに利益を齎した。
　そして、時は流れ──

　今はIANUSを埋め込んだニューロ達が縦横無尽に駆け抜ける時代。
　そんな今では彼の腕を必要とする者は少なくなった。
　だが、彼は今も頑固にIANUSを拒み続けている。──その理由を知る者はいない。

　彼はハッキングの全てに自作のソフトウェアを使う。それは高度なプログラミングによって、あたかも自我があるかのように振舞う──AIなのだ。
　そして、そのうちの幾つかは電脳聖母事件を経て[意識体-GHOST-]を得た。
　彼らは生みの親である老人に従い、老人が裏の世界を泳ぎ続ける手助けをしている。

“Old Tom”Thomas=Blackstone

▼能力値上昇：0点(10点)
▼一般技能修得：0点=0+0+0(60点=20+40+0)
▼特殊技能修得：0点=0+0+0+0(30点=10+0+10+10)
▼常備化：0点=0+0+0+0+0+0+0+0+0(20点=0+0+0+8+0+2+10+0+0)